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http://www.videonews.com/ ニュース・コメンタリー （2011年12月24日） ウィニー裁判とは何だったのか 　逮捕・起訴から７年半、インターネットを介してパソコン間で直接ファイルの共有を可能にするソフト「ウィニー（Winny）」の開発者で元東京大学助手の金子勇氏に対する検察の上告が棄却され、金子氏の無罪が12月20日に確定した。 　この裁判は群馬県高崎市の男性と愛媛県松山市の少年が、ウィニーというソフトを使って著作権を侵害する行為を行っていたとして、2003年11月に逮捕され、そのソフトを開発した金子氏はそのような使い方を意図してソフトを開発、配布していたとして、それを助けた幇助の罪に問われていたというもの。 　ウィニーはインターネット上のパソコンを直接結ぶP to P（ピア・ツー・ピア）と呼ばれる通信方式を使って、パソコンの間で直接ファイルのやり取りを可能にするソフト。一般のインターネットがデータの送り手と受け手が分かれている「クライアント・サーバ方式」であるのに対し、P to Pはパソコンがネットワーク上に並列に並んで通信を行うことから、同じソフトをインストールした多数のパソコン間で高速のファイル共有が可能になる一方で、その中の一台のパソコンがウィルスに感染すると、ウイルス感染が一気に広がるほか、パソコンに保存されていたファイルが大量にネット上に流出してしまうリスクを内包していると言われる・・・・。